別居婚したり4回流産したりしつつも2人目が欲しいと思っているアラサーのブログ

別居婚したり流産したり(不育症)した中で、もがきつつ働いてる人の呟き

不育症の私が4回目の妊娠をしたときのこと(仕事編)

久しぶりに更新します。

今は、子どもの寝かしつけ中で、片手だけ空いてたので、その手で記事を書いています。


不育症の人は、妊活と仕事の両立も大変ですが、妊娠したらしたで大変です。

いつ、流産するかわからない恐怖と戦いながら、日常生活を送らないといけない上に、治療が必要なため、妊娠=喜ばしいこととはならないので、周囲にどのタイミングで、どのように妊娠を明かすべきかという問題にも直面します。


これは、あくまでも私の場合ですが、私が不育症と発覚してから、仕事面において、どういうことをしたか綴ります。


※これが良かったのかは分かりません。私の場合は、4回目の妊娠後に以下のことをして出産までこぎつけましたが、それが正解かは分かりませんし、どうするのが良いのかというのは、ケースバイケースだと思っています。


①すぐに(信頼できる)上司に報告

1、2回目の妊娠の時は、安定期になれば言おうと思ったものの結局流産→手術のため急に仕事に穴を開ける

→メンタル病む一因となる

という感じでしたので、3回目以降は、妊娠が発覚したらすぐに上司に妊娠を報告しました。

(3回目は報告後、流産しました。)

流れても、流れなくても、職場に迷惑をかけうることは明白だからです。それなら、安定期まで待つ必要はないと思いました。


ただ、めちゃくちゃセンシティブなことですし、私がこのような方策をとれたのは、従前からその上司との間に信頼関係を築こうとしていたからだと思います。

(また、上司に恵まれていたことも確かです。)


ちなみに、従前からどのように信頼関係を築こうとしていたのか。

大体、上司とは、3、4回目の妊娠前こんな話をしていました。

・私は不育症という病気であり、妊娠しても流産する可能性が人より高いこと

・流産を防ぐために、薬を服用したり、妊娠発覚後は、自己注射をしたりする必要があること

・妊娠希望であること

・仕事は続けたいが通院等で仕事に影響が出かねないこと

・流産経験等からメンタルが病んでいて、心療内科にも通院しているが、仕事はメンタル病んだ要因ではないこと(正確にいえば仕事由来の別居婚も病んだ一因ではありましたが…)


このような話をしていたので、妊娠発覚後は、仕事への配慮についてかなり具体的な話ができました。

ちなみに、仕事はそれなりにがんばりたかったので、配慮してほしいことと、逆に出来ることをメモに書いて、上司と面談をしました。

具体的には、

・12時間おきの自己注射が必要なので、通勤時間を考えると10時間以上は職場にいられないこと

(私は血液凝固因子に起因する不育症の疑いが高かったので、ヘパリン注射をしていました)

・自己注射の時間帯に職場にいないといけない事情が発生した場合は、注射場所、薬剤の保管場所(冷蔵庫)の確保が必要であること

・今から1ヶ月後くらいの時期に流産発覚の可能性があり、その場合、急に数日休むことがありうること

(流産手術の流れは病院によりますが、私の経験では、一番長く時間をかける病院で、処置の前日に薬剤投与→当日処置→翌日診察、この間入浴不可という感じで3日間かける所もありました。)

・これらのことは職場の人間にはあまり言いたくないこと

・仕事は仕事でがんばりたいこと


を伝えました。


その結果、上司は

・安定期までの間は残業せず帰ること、帰れるようなるべく仕事量を調整すること

・さらに上の上司にも伝えておくので、私からも一応報告しておくこと

といった配慮をしてくれました。

(本当にこの点はホワイトな職場&素晴らしい上司だったと思います。)


何より、妊娠報告について、開口一番、笑顔で「おめでとう!!」と言ってくれたことが嬉しかったです(正直、妊娠した本人は、嬉しさ100%になれないところなのですが。)


②(信頼できる)同僚に報告

仕事量がセーブされることになったので、一番しわ寄せが行くであろう同僚にも報告しました。


同僚は男性だし、これまで不育症やら流産なんて話は当然したことがなかったので、その辺りの説明から始めました。

この同僚も今思えば本当にナイスガイ(死語)で、妊娠おめでと!仕事は無理しないで!みたいな感じでした。


そして、この同僚には、出産までの間、本当に本当にしわ寄せがいったので、(それにもかかわらず快く引き受けてくれた)感謝してもしきれません。


③流産を見越した仕事のスケジューリング

今思えばどうかと思いますが、流産しても掛かる迷惑が必要最小限になるよう、スケジュールを組み、事情を知ってる同僚と共有していました。


④仕事をしながらの治療

自己注射の時間は、朝7時半と夜7時半と決めていました。

ただ、①で残業しないと書いたものの、実際のところは、残業せざるを得ない日もありました。

そのような日は、注射器・消毒用ガーゼ・薬剤セットを保冷バッグに入れて持参し、職場の冷蔵庫にそれらを保管し、夜の職場の誰もいない鍵付きの部屋で自己注射をしました。


個人的には、上司と込み入ったところまで、仕事の配慮に関する話が出来たのが良かったです。

その結果、気兼ねなく、自己注射が間に合う時間に帰ることができました。

また、2回目の妊娠の時は、流産の不安をもんもんと抱えた状態で仕事をしていましたが、4回目の報告時、上司に「おめでとう!!」と言われたことで、妊娠について喜んでもいいんだというプラスの気持ちが生まれました。


妊活・不育症治療と仕事の両立は本当に辛くて大変です。

でも、乗り越えることもできたよという一例を紹介したくて、つらつらと書きました。